ディーラーコーティングなのにシミ?イオンデポジットの原因と除去
結論:ディーラーで施工したコーティングでも、シミが付くことはあります。コーティングはシミを「付きにくく、落としやすく」するもので、まったく付かなくするものではないためです。表面に乗っているだけの早い段階なら洗車や水垢除去で落ちることが多く、塗装に食い込んだものは磨きが必要になることがあります。この記事では、シミの種類と原因、自分でやってよいこと・避けたいこと、プロに頼む場合のメニューと料金をまとめます。
ディーラーでコーティングしたのにシミが付くのはなぜ?
新車を買うときにディーラーでコーティングを付けたのに、半年ほどでボンネットや屋根に白い輪ジミが目立ってきた、というご相談をいただくことがあります。当店にも、ディーラーで施工した新車を海の近く(能登島など)に置いていて、半年ほどでシミが目立ってきたというご相談がありました。
シミの付きやすさは、施工の内容だけでなく、車を置いている場所や洗い方にも大きく左右されると考えてください。同じコーティングでも、屋根のない駐車場で雨や潮風を受け続ける車と、屋根の下に置いてこまめに拭き上げている車とでは、シミの出方がかなり違ってきます。
コーティングの役目は、汚れやシミを「付きにくくする」「付いても落としやすくする」ことです。放っておいてもシミが付かない、というものではありません。
水ジミ・イオンデポジット・ウォータースポットの違い
ひとくちに「シミ」と言っても、いくつか種類があります。呼び方は店やメーカーによって違い、イオンデポジットとウォータースポットを同じ意味で使うこともありますが、この記事では次のように分けて説明します。
| 種類 | 見た目 | 状態 | 対処の目安 |
|---|---|---|---|
| イオンデポジット(輪ジミ) | 白っぽい輪や点。水で流すだけでは残ることがある | 水に含まれるミネラルなどが、乾いたあと表面に固まって残ったもの | 早いうちなら洗車や水垢除去で落ちることが多い |
| ウォータースポット | 輪の形にくぼんだような跡。光に当てると見える | 水滴が残ったまま日差しや熱を受け、塗装面が傷んだものとされています | 洗うだけでは落ちず、磨きが必要になることがある |
| 水アカ(黒い筋) | 窓の下やドアミラーの下に黒い筋 | 雨に流された油分や汚れがたまったもの | シャンプー洗車や水垢除去で落ちることが多い |
見分けるときは、洗って乾かしたあとに斜めから光を当てて、輪の形がへこんで見えるかを確かめてみてください。表面に乗っているだけなら早めの洗浄で対応しやすく、へこみがあるものは塗装まで傷んでいる可能性があります。
シミの原因になりやすいこと
- 雨:雨水に含まれるほこりや汚れが、乾いたあとに輪になって残る
- 水道水の拭き残し:水道水のミネラル分が、水だけ蒸発したあとに固まる
- 海沿いの潮風:塩分を含んだ水分がボディに付いたまま乾く
- 炎天下の洗車:水がすぐ乾き、拭き上げが間に合わない。ボディが熱いと水滴の跡が残りやすい
- 屋根や窓まわりの拭き残し:手が届きにくい所ほど水が残りやすい
濃い色の車は、ボディが熱くなりやすいことに加え、白い輪ジミが目立って見えやすいため、気づきやすい傾向があります。
石川県・海の近くに置いている車はどうか
石川県は海に面した地域が多く、能登や海沿いの町では潮風を受ける駐車場も少なくありません。また気象庁の平年値(1991〜2020年)では金沢の年間降水量は2,401.5mmと多く、冬は日照時間が短く雨や雪の日が続きます。ボディが濡れている時間が長く、拭き上げる機会をつくりにくい環境だといえます。
海の近くに置いている場合は、次のことを心がけるとシミを抑えやすくなります。
- 強い風のあとや雨上がりに、水で塩分や汚れを流してから拭き上げる
- 洗車は朝夕や曇りの日など、ボディが熱くない時間に行う
- 白い点に気づいたら、固まる前に早めに洗う
夏の暑い日は、北陸でもボディがかなり熱くなります。日中の洗車は避けるほうが安心です。
自分でやってよいこと・やってはいけないこと
やってよいこと
- 中性のカーシャンプーでやさしく洗い、すぐにやわらかいタオルで拭き上げる
- 洗車は日陰や朝夕に行い、パネルごとにすすぐ
- 軽い輪ジミなら、コーティング車に使えると書かれた水アカ用の洗浄剤を、説明書どおりに狭い範囲で試す
避けたいこと
- コンパウンド(研磨剤)でこする:コーティングごと削ってしまい、細かい傷やムラの原因になります
- 酸性のケミカルの使いすぎ:濃いまま長く置いたり、何度も繰り返したりすると、コーティングや樹脂部品を傷めることがあります
- メラミンスポンジや硬いブラシでこする:塗装に傷が入ります
- 乾いたタオルで砂の付いたままのボディを拭く:砂を引きずって傷になります
自分で落とすときの手順は水アカの落とし方でも詳しく紹介しています。何度か試しても残るシミは、無理にこすらずプロに見せるほうが、塗装を傷めずに済むことが多いです。
落ちないシミはプロに相談を(当店でできること)
TM Planningでは、シミの深さを見たうえで、次のメニューからご案内します。料金はいずれも税抜です。
- 水垢除去(¥10,000〜):表面に固まった水アカやウロコを除去します
- 鉄粉除去(¥5,000〜):シミと一緒にザラつきがある場合に。ボディ・ホイールどちらにも対応します
- 磨き(キズ消し):塗装に食い込んだシミに。磨き単体でもお受けします。料金はお車の状態を見てご案内します
- コーティングの再施工:AIMSのコーティングは下地処理込みの料金です。水ジミ防止を重視したAIMS A5はSSサイズ¥76,000〜、北陸の雨・潮風・融雪剤に強いAIMS INFINITYはSSサイズ¥147,000〜です
深いシミは、磨いても跡が完全には消えないことがあります。どこまで薄くできるかは、実際にお車を見てからお伝えします。磨きについては小傷は磨きで消せる?もあわせてご覧ください。他店やディーラーで施工したお車でも、まずはLINEでシミの写真を送ってご相談ください。
再施工の場合は、下地処理込みで1週間程度お預かりします。施工後は、最初の12時間は水に濡らさないようにしてください。気温20℃前後で48時間ほどで完全に硬化し、その後は洗車していただけます。
ディーラーと専門店でどう選ぶかはディーラーコーティングと専門店の違いで比べています。
よくある質問
Q. ディーラーでコーティングしたのにシミが付くのは施工が悪いからですか?
そうとは限りません。コーティングをしていてもシミは付くことがあり、置き場所(屋根の有無・海の近くか)や洗い方、拭き残しも大きく影響します。
Q. 新車のコーティングに付いた水シミが取れません。どうすればいいですか?
まず中性シャンプーで洗って乾かし、斜めから光を当てて、へこみがないか確かめてください。表面に乗っているだけなら水垢除去で落ちることが多く、くぼんでいる場合は磨きが必要になることがあります。コンパウンドで強くこするのは避けてください。
Q. イオンデポジットは自分で除去できますか?
軽いものは、コーティング車に使える水アカ用の洗浄剤で落ちることがあります。説明書どおりに狭い範囲で試し、何度やっても残る場合はプロに相談してください。
Q. 海の近くに駐車しているとシミは付きやすいですか?
潮風で運ばれた塩分まじりの水分がボディに付いたまま乾くため、付きやすくなる傾向があります。風の強い日や雨上がりのあとに水で流して拭き上げると、シミを抑えやすくなります。
Q. シミ取りをプロに頼むといくらですか?
TM Planningでは水垢除去が¥10,000〜、鉄粉除去が¥5,000〜です(税抜)。塗装に食い込んだシミの磨きは、お車の状態を見て料金をご案内します。
コーティング車のシミのご相談はTM Planningへ
ディーラーや他店で施工したお車も、シミの状態を見て合う方法をご案内します。
LINEで相談するLINEで愛車の写真を送ってご相談いただけます
お電話は 090-4682-2490(かほく市・金沢市を中心に石川県全域、富山県・福井県も対応)